業務用コピー機・複合機には、プリンター機能やFAX機能、スキャナー機能などのさまざまな機能がついていますが、オプションを追加する際にさらに選ばれることが多いのが、フィニッシャー機能です。ここでは、フィニッシャーとはどんな機能なのか、どんなことができるのかについてご説明します。
【目次】
*フィニッシャーとは用紙を自動でホチキス止めできる機能のこと
*フィニッシャー機能を使う可能性がある場合は機器選びにも注意が必要
*まとめ:フィニッシャー機能はホチキス止めが必要な資料を作ることの多いオフィスにおすすめ
業務用コピー機・複合機にオプションで追加できる機能「フィニッシャー」とは、一言でいえば、用紙をホチキス止めできる機能=ステープル機能です。フィニッシャーがあれば、自動的にホチキス止めができるので、会議資料や企画書などをホチキス止めする手間が省け、非常に楽になります。
フィニッシャーのホチキス止めには「針あり」と「針なし」の2種類があります。ある程度枚数が多い資料は針ありでの対応が必要ですが、数枚程度の資料なら針を使わずに用紙そのものに圧力を加えるタイプの針なしで対応可能です。
針なしはシュレッダーをかける際にホチキス針を外す必要がないので、書類の後処理が楽というのも大きな利点です。
資料をフィニッシャー機能で自動的にホチキス止めしていくためには、印刷した用紙をホチキス止めできるように仕分けていくという作業が必要になります。この作業をやってくれるのがソート機能です。
このソート機能での仕分けというプロセスが先にあってこそ、その後にフィニッシャー機能が使えるので、フィニッシャーとはソート機能があるコピー機・複合機に追加する機能ともいえます。
ちなみにソート機能は、以前はフィニッシャー機能と同様オプション扱いとなっていましたが、今では多くの業務用コピー機・複合機に標準搭載されています。
フィニッシャーとは基本的にホチキス止めをする機能のことですが、穴あけパンチ機能や中とじ、Z折り、三つ折りなどの追加機能を搭載することも可能です。
今すぐフィニッシャー機能を必要とするわけではなくても、将来的にこの機能を使うかもしれないという場合は、導入するコピー機や複合機の機器選びにも注意が必要です。たとえばソート機能がついていないコピー機・複合機を導入した場合、フィニッシャー機能をオプション追加するためにはソート機能もオプション追加する必要が出てきます。
また、フィニッシャー機能を追加するには、機器内部に取りつけるインナーフィニッシャーまたは機器に外付けするサイドフィニッシャーのいずれかが必要です。コピー機や複合機の機種によっては、インナーフィニッシャーもサイドフィニッシャーも取りつけられず、フィニッシャー機能を導入できないものも存在しますので、特に注意が必要です。
業務用コピー機・複合機にフィニッシャー機能を追加すれば、資料をホチキス止めする手間が省けるので、ホチキス止めが必要な資料を作ることが多いオフィスなどにとっては、大きな助けとなります。印刷した用紙を仕分けてホチキス止めするプロセスに人手をとられることが多いという状況なら、ぜひ前向きにフィニッシャー機能の追加導入を検討してみましょう。
ホチキス止めだけでなく、さらに穴あけ機能や中とじ機能を追加することも可能ですので、コピー機・複合機の活用の幅がさらに大きく広がります。コピー機・複合機を導入の際に、合わせて業務改善も検討してみてはいかがでしょうか。
複合機NAVIではお客様のご利用環境をヒアリングのうえ、お客様に最適な機種・最適なオプションをご提案させていただきます。どのように複合機を選べばいいかわからない、オプション機能の具体的な価格を知りたいという方はぜひお気軽にご相談ください。