複合機の周辺機器について!

2016年4月14日


複合機NAVIスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。営業担当の高山です! 本日は複合機の周辺機器について書かせていただきます。

複合機を導入する際には、複合機周辺の環境も整える必要があります。具体的には下記になります。

FAXの線
LANケーブル
ルーター
パソコン

これらはお客様の方でご準備が必要となります。

FAXの線

呼び名としては、電話線、キヒモ、モジュラー、FAX線などさまざまですが、同一のものとなります。当ブログでは分かりやすく「FAXの線」と記載いたします。
家電量販店でFAXの線のコーナーを見ると、「2芯」「4芯」と種類があり、どちらを買えばいいか分からないかと思います。
こちらに関してはNTTの機器と複合機だけをつなぐ場合にだけ、「2芯」と書かれたもので問題ありません。
2芯はNTTの決まりがありますが、4芯はボタン電話などの内線や複数の外線を使用する場合に使用します。
よく複合機の説明書に「4芯推奨」という文字があるかと思いますが、4芯の場合、内側の2本を電話線の信号、外側2本を制御に使用する場合が多く、複合機を電話の配線の中に入れる場合、2芯だとその先にあるボタン電話が動かなくなってしまうケースがあります。
そうなってしまうと、複合機メーカーへの問合せが殺到してしまうため、難しい説明を省いてすべての信号を認識できる「4芯推奨」と記載がされています。

結論:FAXの線は4芯を購入すれば安心です。

LANケーブル

LANケーブルもいくつかの種類があります。
ご存知かもしれませんが、LANケーブルには規格というのがあります。
ケーブルをよく見ると、どこかにCAT5eであったりcat6と書いてあったりします。
そのカテゴリーと呼ばれるものが、LANケーブルの規格となります。

LANケーブルの種類 規格概要(通信速度) NURO光の場合の推奨度
CAT5カテゴリー5100Mbps
通信速度が低下
CAT5eカテゴリー5e1Gbps
利用可
CAT6カテゴリー61Gbps
利用可
CAT7カテゴリー710Gbps
過剰性能

上の表にあるように、規格により通信速度に差があります。
上からCAT5、CAT5e、CAT6、そして一番速いCAT7と続きます。
CAT5は一世代前の規格で、通信速度が遅くなってしまうため検討から外しましょう。
CAT7は通信速度10Gbpsで速いと思われがちですが、現在、回線速度で最も速いのが1Gbpsのためオーバースペックといえます。
たとえば通信会社のうたい文句の中に「1都3県に限り通信速度2Gbps!」というものがありますが、2Gbpsの速度を出すには、LANケーブル・ルーター・PCのLANポート等の機器がすべて2Gbpsに対応している必要があります。
これらの機器のうち一つでも対応していなければ速度は出ませんが、現在のところはまだその条件を満たせていません。
つまり最速でも1Gbpsしか回線速度は出ないということです。
しかしながら、回線速度はさまざまな抵抗を受けた後にPCにたどり着くため、1Gbpsで契約をしていても実際はその半分くらいの速度しかでません。
したがって2Gbpsで契約をしておけば、その半分になったとしても通常の回線速度と比べると驚くべき速さでインターネットを使用することができます。

例)1Gbps→実際には300~400mbps 2Gbps→700~900mbps

話がそれてしまいましたが、これらのことを考えると、LANケーブルの規格はCAT5eもしくはCAT6の購入が望ましいと思います。
また、フラットLANと呼ばれる薄いLANケーブルがありますが、こちらは機器の間やカーペットの下を通すことができるので、用途によってお選びください。
通信速度を気にされる方は、フラットLANの場合は丸型よりも周りからの干渉を受けやすいため、丸型のLANケーブルをお選びください。
※回線速度チェックで数値を気にされる方の場合になります。体感では分からないと思います。

ルーター

NTTなどで電話回線の工事を行うと、ONUと呼ばれる機械を置いていきます。
このONUにはルーターとして使用できる仕様のものもあり、ルーター一体型のONUであればあらためて購入する必要はありません。
別途ルーターが必要な場合、まずはPCを有線で使用するのか無線で使用するのか、スマートフォン等をWi-Fiで使用するかを決めて下さい。
最近ではスマートフォンの普及により、無線ルーターが多くなっている傾向があります。
また、オプションではございますが、スマートフォンの画像などを複合機で印刷することもできます。
こちらに関しては、家電量販店で「1000BASE対応」と記載のある機器を購入すれば安心です。
この1000BASE対応といわれるものが、先ほど記載した1Gbps対応の機器となります。

パソコン

Windows・Macどちらも複合機に対応していますが、OSがあまりに古いと対応できませんのでお気を付けください。
※WindowsであればXPなど

ビジネスフォンやサーバーなどがある場合、状況により他に必要な機器も出てきますので、分からないことがありましたらお問い合わせください。
お客様の使用状況やご要望に合ったものをご提案させていただきます。

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